心身のストレス反応が小さく、ストレス要因が小さい職場は「なかよし職場」です。
一見楽しそうでコミュニケーションもよさそうですが、実はこのような職場は「不活性職場」なのです。
仕事に対する負荷が小さいので、働く人達の心身の健康はおおむね良好です。長時間労働もなく、
定時になるとほぼ全員が帰宅します。とても居心地はいいのですが、お仕事は大丈夫?と心配に
なってきます。
パフォーマンスはどうでしょうか?定時になると仕事の途中でも切り上げているようです、仕事の期限も
ゆるく、仲良しグループの雰囲気で生産性が高いようにはみえません。
適切な業務や役割が与えられていないと、仕事に対する集中力・責任などが低下し、自分の力を発揮する
どころか、一生懸命働くことを放棄していきがちです。
仕事は楽しく厳しい面もあると認識していないと、やりがいや達成感を味わうことはできません。
少しつらい仕事をすることも自分の成長になります。
「仲良し職場」は上司が変わることで状況が一変します。やり手の部長が本社から赴任してくると
一気にストレス要因が大きくなると疲弊職場になる可能性があります。
とはいえ、コミュニケーションが良好な職場ですから、新しい部長の指導で生産性の高い職場へと
変わっていける場合もあります。
OさんとFさん、お二人とも相談業務の超ベテラン、相談者のことをいつも第一に考えてアドバイスしてくださいます。
ストレス度がいつも安定しているOさんと、不安定なFさんの違いは何なのでしょうか?
Oさんはご自分で「私はいつも精神状態は安定していますよ、何があってもあまり動じないですね。」とおっしゃいます。そして、彼は何かを思いつくとすぐ行動!相手の提案には「それ面白そうだね!具現化できる方法を考えてみよう。」そういって協力してくれそうな人に連絡してくれます。やってみなければわからないが口癖で、過去にはこだわらないのでこちらもドンドンアイディアがうまれてきます。どんな重い相談を受けていても時間が来れば切り替えでききる人です。
彼はいつも静かな笑顔浮で迎えてくれますので、また会いたくなります。
Fさんは少し慎重派です。常識や根回しに気を使っていて、経験や過去の事例を気にされます。上司からの指示命令は絶対で、長時間労働や休日出勤も厭わない典型的なワークワーク人間のようです。一緒に悩んでくれるのですが、相談者以上に悩んでしまわないかと心配になってくることがあります。
二人の男性は生活習慣も違うのかもしれませんね。
頼りになるお二人には、スマホアプリCOCOLOLO(ココロロ)で日々のストレス度を測定していただきましょう。
OさんとFさんは50代の二人の男性です。どちらも創業支援をしていらっしゃいます。
LifescoreQuick(ライフスコアクイック)でキモチ測定してみました。
Oさんは常に理想ゾーン、心の柔軟性も丁度良くトータルパワーも高く安定しています。
Fさんはというと、会議終わりでお疲れの様子、高ストレス・心の柔軟性とトータルパワーは低いです。つらい会議だったようですね。
Oさんと三人で少しお話ししているとFさんが「少し落ち着いてきた、もう一度測定してみたい」、再測定ではリラックス度とトータルパワーが上昇してきました。「よしっ、ランチ食べて午後からがんばろう!」とOさんと元気にランチに向かっていきました。
OさんもFさんはお会いするといつも「ストレス測定してほしい」とおっしゃいます、男性は数値化されると納得度が上がるようですね。
LifeScoreQuick(ライフスコアクイック)
「上司が挨拶を返してくれない」と相手の返事を期待するのはやめましょう。自分から挨拶することで自分が
心地よくなり、日常会話のきっかけとしてコミュニケーションが良好になります。「挨拶」と「ありがとう」
は職場の雰囲気をプラスにする「ココロの扉を開く魔法の言葉」なのです。
ココロの扉を開く魔法の言葉にもう一つ「笑顔」をプラスすると最強になります。ほんの少しでいいの
です、少し口角を上げてニコッと「笑顔」を浮かべてみましょう。心も体も穏やかになってきます。自分の
ココロが軽くなると、周りの人達にも伝わりイライラした感情も落ち着いてきます。
安心して話しができる信頼関係を築く第一歩として「笑顔」「挨拶」「ありがとう」の3つを実行してみて
ください。 職場、家庭、学校はこの「笑顔」「挨拶」「ありがとう」にあふれていますか?
鏡のまえで口角を上げ「ニコっ」、素敵な1日の始まりです。
最近「笑いヨガ」が評判になっています。生きるのが楽になるヨガで家庭や学校、職場で簡単にできるのが
よいようです。
人間関係が苦手な人、鏡をみて見てみましょう、どうですか?口角が下がっていたり眉間にシワが寄って
ないでしょうか。マナー研修で必ず受講者の方に携帯カメラで自分を撮影していただきます。無意識に撮影
すると、ほとんどの方は緊張して「猫背でしかめっ面」、自分の顔だけは自分で見ることができないので
普段の自分を冷静にみて「あーみたくない」なんて声が聴こえてきます。
「挨拶はどうしてするのでしょうか? 誰からするのでしょうか?」と質問すると「毎日、上司に挨拶する
のですが、上司は返してくれません。朝からモチベーションが下がってしまいます。
上司は何か考え事をしていたのかもしれませんし、声が聴こえなかったのかもしれません、「挨拶は自分が
するもの、相手の返しを期待するものではない」のだと気にしない事です。「私は誰に対しても元気に笑顔で
挨拶する」これだけであなた自身のトータルパワーは一気に上がり、気持ちよく仕事が始められ、一日中
ハッピーな気分で過ごせます。
マナー研修会場を再度覗いてみましょう、皆さん鏡を見て笑顔の練習をしているようです。意識して笑顔を
作ったことがないから顎が痛い、自分の笑った顔を初めて客観的に見た、いい感じ・・・和気あいあいの
雰囲気です。最高の笑顔を撮影して研修は終了です。待ち受けにする人もいらっしゃいます。
マナーの知識やスキルを学んでも、心からの笑顔がなければ相手に「おもてなしの心」は伝わりません。
声や顔の雰囲気が冷たいとかえって相手をイライラさせてしまいます。それは電話でも伝わりますので、
デスクに鏡をおいて受話器を取る前に「ニコッ」としてみましょう。